収益安定化力の習得/介護経営コンサルティングの知見と後継者育成vol.005
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業種
介護福祉施設
- 種別 トピックス
介護経営の知見「収益安定化力の習得」
次世代介護経営者・経営幹部養成塾
2019年を皮切りに、現在第二期(2020年6月~2021年2月)が開催されている「次世代介護経営者 経営幹部養成塾」。
介護経営のコンサルティングの中で培ったノウハウを、次世代の方にお伝えする9か月に及ぶ講座だが、10月23日・24日に、第5回「収益安定化力の習得」がオンラインで開催された。
当日の講義の概要、参加者の皆さまの声をレポートする。
第5回「収益安定化力の習得」
- 塾長挨拶
- 前回研修の振り返り
- 財務管理(基礎編・応用編)
- 前日研修の振り返り
- 金融機関の目利き、付き合い方
- 先行管理手法の導入~アメーバ経営の導入効果
- 総括
塾長挨拶(10月23日 10:00~)
塾長の藤澤功明(株式会社日本経営 取締役会長)が登壇。コロナ禍をチャンスととらえ、業務、組織、プロセスの見直しを行い、前向きな改善活動を続けることの重要性をレクチャーしました。特に、教育は2、3年後の組織に影響がでてくるもの。今回の講義にある「財務」を含め、総合的に学ぶことの大切さを伝え、挨拶に代えさせていただきました。
前回研修の振り返り(10月23日 10:10~)
「マニュアルに沿った実践ができていない上に、ニーズの変化に応じたマニュアルの見直しができていないことに気づいた」「基準の統一による生産性向上の視点が学びになった」「前回の講義で学んだ戦略ストーリーを作成した結果、今何をすべきかを認識できた」など、前回の研修での気づき、学び、実践内容について共有しました。
財務管理(基礎編・応用編)(10月23日 12:50~)
具体的な財務分析に必要な基礎知識や帳票の見方を学んだ後、損益分岐点の目標設定についてレクチャーしました。なんとなくながめていた帳票も、どのような数字をあらわしているか理解できると、分析に繋げることができます。
前日研修の振り返り(10月24日 10:00~)
「損益分岐点の考え方で、自社の分析をする上でのヒントを得た。翌月からの会議で分析を踏まえて報告ができる。」「数値から現場の課題が見えてきたので、部下に対しては、数字を説明を具体的に行うための根拠として提示する。」などの意見があがりました。
金融機関の目利き、付き合い方(10月24日 10:30~)
銀行用語や金融機関の融資判断の視点、経営判断をする上での重要なノウハウを持っている金融機関とのお付き合い、についてレクチャーしました。Q&Aの時間を設け、たくさんの質問に対し回答しました。
先行管理手法の導入~アメーバ経営の導入効果(10月24日 12:40~)
アメーバ経営の考え方をレクチャーしました。小さな単位で経営計画を作成することで、自分たちの動きがすぐに数字に反映するため、各職員への意欲的な行動を促します。Q&Aでは、この手法をどのような現場で用いて成果に繋げたかなど、質問があがりました。
総括(10月24日 16:55~)
コロナ禍においては、感染リスク、収益減少、職員の離職、コスト増大、風評等の脅威が組織を襲いますが、職員ひとりひとりの心のありようで、組織の文化・風土を守ることができることをお伝えしました。
ご参加された皆さまの声(抜粋)
「自社の数値を比較することで課題が少し見えてきたように感じた。」
「銀行とは関わることがなかったが、経営の中で銀行は良きパートナーであることが勉強できた。」
「今回は財務管理であり、数字が苦手な私にとって多く学びがあった。」
運営スタッフからのコメント
新型コロナ感染拡大防止のため、引き続き、オンラインでの開催でしたが、ご参加者さまの積極的なご参加で、無事第5回も開催することが出来ました。
第5回はメインテーマが財務であり、派遣者である理事長や社長の方から最も成長を期待されているテーマでございました。
実際に財務の講義終了後、自身の事業所の財務状況を確認されるなど、講義の効果が表れており大変嬉しく感じております。
学びの進捗状況に気を配りつつ、ご参加者さまが最大限の学びとご縁が得られます様、スタッフ一同、全力でサポートさせていただきます。